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成功の法則

仕事で成果を出し続けている人間の共通項

今回はツイッターで頂いたお題に答える回です。頂いたお題が、今日のタイトルになっています。仕事で成果を出し続けている人の共通点って言われても、これはいくつでも出て来るんですよね。

そのうちのひとつに責任感とか、やり切る力があると思います。途中で投げ出さない、最後までやり切るというのは、能力の問題ではなくて「意志」の問題なんですよね。出来る、出来ないという議論ではなく、やったのかやらなかったのかという評価をされてしまうんです。

成果ってほとんどの場合、紆余曲折を経て、最後に手に入るモノで、最初から上手く行って順調にゴールに辿り着くなんてことは滅多にないんです。途中で何度も、

● 今回ばかりはダメかも知れんなぁ

って思うようなイベントが襲いかかるわけで、またそういう時に限って、途中で放り出したくなるちょうど良い言い訳が生まれたりするモノなんですよね。その時にそこでグッと踏ん張って、物事をやり切る、最後まで諦めずに完結させる意志って、仕事に限らず人生のあらゆる場面で効いてきます。

私はこれが人並みしか持っていませんでしたから、これを身に付けるのに非常に苦労をしました。ここ数年取り組んでいるギターだって、元はと言えば私にこの力がなかったが故に、何度も何度も中途半端なところで挫折したわけですよ。プロになってしまう人たちって、ここの執着心というか、しつこさというか、やり切ってしまう力が、人並み外れているんですよね。

昔何人かプロのミュージシャン(メジャーデビューしたり、スタジオミュージシャンとしてCDに名前が出たり、ライブのバックで演奏したりしている人たち)と知り合いになりまして、当時彼らは20代後半から30代前半だったんですが、彼らに、

 ■ どれくらい練習をやったんですか

ってつまらないことを訊いたんですが、ギターやベースなら楽器を抱えたまま寝落ちするのは、ほぼ毎日のことでさして珍しいことではないって言われて驚きました。私は1時間も練習したら飽きちゃうというか、上手く弾けないことにいらだって、他のことをやってしまうんですが、プロになるような人って

 ● 弾けるようになるまで寝ないで練習すれば良いんですよ

って異口同音に言うんですよね。私はこれを「好きなことだからそこまで続けられるんだろうな」って思っていたんです。もちろんその理由もあるんですけど、それだと好きじゃないことならすぐに諦めても良いよってことになるじゃないですか。それだと社会人として大成しないわけですよ。

好きでないことでも、やると決めたのならやり切らなきゃならないんだよな、と気付いたのはずいぶん後になってからですね。それが簡単か、大変か?と訊かれたらそりゃ大変ですよ。だからやったら、やり切ったら良いことがあるわけですから。

私の場合、それを仕事で体験した最初の時って、逃げたくても逃げられない状況で、日々のやらなきゃならない仕事に流されて、押され続けている間に知らぬ間にゴールに辿り着いていたという感じでした。当時は体力があったので、月に200時間くらいの残業でも壊れなかったんですよね、身体もこころも。そんな働き方を推奨するつもりは全く無いんですが、この経験があったから、

 ● 何かをやり切るのって楽しいモノだなぁ

と思えるようになったんです。こういうのを体力が効く若いウチに一度やれた人って(もちろんそれで心療内科のお世話になったらシャレになりませんから、オススメはしませんが)、成功者の中には多いんですよ。人間ってここまでやっても死なないのね、ってことが分かると色々な場面で強気になれますから。昨今ではそれを他者に押しつけるとブラック企業って言われてしまうわけですが、成功の実態って極限までの努力という要素が、多分に含まれていると思うんですよね。






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